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幼い頃に 交わした約束


全ツ七ロド&あさひシルヴィアのお話。

(妄想過多なのでご注意を。)





「ねえ!これあげる!」

2人はいつもの時間にいつもの場所で遊ぶことが日課になっていた。
その庭園に向かう途中、少年は屋敷の廊下で思い出した様にある物を取り出した。

「えっ、これは…どうして?」

少女は不思議そうな顔をして少年の手の中にある指輪を見つめた。
紫色の、大ぶりな石をリングにくっつけてあるシンプルなデザインの物だった。
大人が見れば明らかにイミテーションとわかるだろう。
ただ、幼い2人にとってはそんなことはどうでもいいことらしい。

「ママから聞いたんだ。男の人は大人になったら好きな人に指輪をプレゼントするんだって」

はい!と少年は少女の手の平を取って、その中心に指輪を置いた。

「わぁ、すごくキレイ…。ロドリーゴ、ありがとう。」

彼にその方面の知識が少しでもあれば、彼女の手を取って指にはめただろうが、
まだ2人とも指輪がどんな意味を持つのか、漠然としかわからない程幼かった。

「じゃあ私、ロドリーゴのお嫁さんになるのね」

「シルヴィアのドレス姿、とってもキレイだろうな」

彼は物心ついたころから家族のように親しくしてきた彼女のことが好きだった。
誰に対しても優しく、包み込むような暖かさを持ち、
そして時に芯の強さを見せる彼女は、彼にとって尊敬すべき一人の人間でもあり、
共に生きていきたいと思わせる生涯の友でもあった。

やがていつもの庭園に着き、いつもの時間が流れていく。

「ねぇ、今日はお嫁さんごっこしましょうよ」

「じゃあ僕はお婿さん?」

「いいえ、貴方は私を守ってくれる騎士よ。」


いつもと変わらぬ、平穏な時間。


それがどんなに大切だったかを2人が知るのは、まだ先のことである…





七ロドとあさひシルヴィアを見ながら、唐突にこんな光景が浮かんできてうっかり涙ぐんでしまった私です。
(マジ話です<一人旅でそうとう神経がまいってたらしい)

いや、ほんとに参りました。こまった。
ロドリーゴとシルヴィアは役替りで3パターン見ましたが、本番中に妄想入っちゃったのは初めてでした。

私的に一言で分類するとすれば、
・みっちゃんロド&シルヴィアは5年前くらいに両家のお見合いで恋仲になった
・Rさんロド&シルヴィアは2年くらい前に社交界で知り合い、ロドリーゴが一目惚れ

なんですが、全ツの2人はこのパターンと違い、小さい頃からの幼なじみだったという感じに見えました。
それがまた面白くもあり、涙をさそうんですよ。


夜会のシーンでの七ロドの根底にあるのは、悲しみだと思うんです。

怒りではなく、深い悲しみ。
他の2人のロドリーゴは怒りを強くあらわしていたのに対し、
七ロドは苛立ちと悲しみが表情に表れていました。

それは、思い描いてきた未来が無くなるという悲しみではないかと思ったんです。

昔自分の嫁にすると誓った女性が、違う男の元で美しく着飾っている。
それがどんなに悲しいことか。

あの穏やかだった日々の2人の成れの果てが、これか…
とでも言わんばかりの表情でシルヴィアとのダンスを踊る七ロドがたまらなくってねぇ…。
また七ロドを見上げるあさひちゃんの縋るような目が良かったんですよ。
すごく切ない目をしてたの!


でも、彼の中にはもう一つの悲しみがあるんです。
それはおそらく「叔父上に裏切られた」という悲しみ。

七ロドは私が見た限りは叔父に対してのあからさまな怒りが無かったというか、
少なかったように見えたんですね。

これも三人三様でして、
・みっちゃんロド→元から叔父のことは嫌いだったが、今回で怒りが復讐心に。貴族の風上にも置けない奴だ!
・Rさんロド→いけ好かない奴だと思っていたが、親戚なので当たり障りのないようにしていた、が、シルヴィアは渡せない!(シルヴィアのことで頭いっぱいいっぱい)


といった感じだったんですが、
七ロドはけっこう叔父上のことを慕ってたんじゃないかなーと思いました。
彼ってなんだか平和主義者に見えるんだよね。
優しい感じがする。他人をあまり傷つけたことのない育ちの良さというか。

だから「叔父に苦情一つ言えない」のは「言いたくても言えない」んじゃなくて、
「叔父にそんなこと言えない」んですよ。

養子にすると公表された時の表情も悲しみというか、
わけがわからないとこだらけで頭がフリーズしちゃいました、という感じ。

エル・パティオの彼もすごかったですね。
何がすごいって、こんなに受動的なロド様見たことないですよ!(笑)

ラモンの台詞を黙って聞いている表情とか、「やってみろ」の言い方とか、
この人明らかにケンカでボコボコにされたがってるんですよ!

名づけて「今日は雨に打たれたいロドリーゴ」。

いやぁ、なかなか面白かったですねぇ。
ほんとに演じる人が違うとこんなにも違ってくるもんなんだなって。
このロドリーゴも私的にすごい好きです。

で、恋人を取られた悲しみと、叔父に裏切られた悲しみに打ちひしがれていた七ロドでしたが、フェルナンドくんとの密談でこれまたいい表情をしてくれました。

「そうか、よし、一緒にやろう!」と言うところで、
ちょっと安心したような笑顔を見せてくれたんです。
自分だけが抱え込むだろう(彼は一人では復讐しないと思う)悲しみを、
共に戦ってくれる人がいるという安心感がつい表情に出てしまったという感じでした。
それもまた興味深かったです。

で、2人の瞳の中の宝石を観ててふと思ったのが、
「ロドリーゴの歌う紫のしずくというのは、昔2人がお嫁さんごっこをした時のおもちゃの指輪じゃないか?」
っていう妄想が生まれてしまったんで、それを文章にねじ込んでみました。
だから紫のしずくという言葉は2人だけの秘密、2人だけの言葉なんですよ。

指輪に関してはおそらくロドリーゴが自分のお母さんから(きちんと了承を得て)借りてきたんだと思います。
母上もこれならいいよとおもちゃの指輪を渡したんだろうけど、
イミテーションでも結構値の張るものだったりしそう…。伯爵家だもの。

歌い終わった後のキスシーンですが、
七ロドはシルヴィアへの気持ちを歌っていると、彼女の幼い頃やあの幸せだった日々を思い出して優しい気持ちになっていった感じでして、昔を思い出しながら優しくキス…その後穏やかな笑顔といった感じでした。

…やっぱり、七ロドは優しい人なんだと思う。
あさひシルヴィアとの相性も良かったので、この2人自分的にすごくヒットでした!
(また何かで組んでるとこ見たいなー)


目を閉じれば、木漏れ日の中で静かに読書にふける2人が目に浮かぶようだ…。








2007⁄11⁄22(Thu) 22:06   ├バレンシア/FANTASISTA! | | | ↑Top

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イチヒ

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